一般社団法人三島建設業協会は、建設業経営者・企業の経営基盤の強化・技術力の向上、発展を図るなど地域の期待に応えられるよう努力を重ねてまいります。

R5 臨時総会

佐野氏が新会長に内定

　三島建設業協会（小野徹会長）は3月12日、令和5年度臨時総会を熱海市内で開き、任期満了（5月）に伴う役員改選で、新会長に佐野茂樹現副会長が就任する役員人事を内定した。
　冒頭、あいさつに立った小野会長は、能登半島で発生した地震の話題に触れ、「新年の挨拶に正副会長で沼津土木•熱海土木事務所へ伺った際に、両土木事務所の幹部の皆さんが、能登半島地震の惨状を、伊豆半島に置き換えて、実に深刻に受け止めていたことが印象的であった。能登半島と伊豆半島は形が良く似ているが、それに加え、①大きな山がない能登半島とは違って、伊豆半島には箱根山•天城山が立ちはだかっていて、支援活動にはさらに大きな支障になること。②伊豆縦貫道以外にまともな道がなく、それも途中までしかできていないこと。③能登半島には空港があるが、伊豆にはないこと。④伊豆は日本有数の観光地で、訪れている観光客数は、能登とは比較にならないほど多いということ。⑤伊豆が被災する時には、東海•東南海地震で伊豆から四国までが被災し、外からの援助はまったく期待できないこと。これらの違いが伊豆半島の状況を一段と深刻化させている。
　3月4日には、能登半島地震を踏まえた伊豆半島の課題を共有するため、熱海市長が会長を務める伊豆半島7市6町首長会議の臨時会合がオンライン開催された。巨大地震発生時には連携して被災対応に当たることや、 国・県・医療・消防の関係機関を交えて、伊豆半島の地震防災の在り方を協議する場を設ける方針を決めたとのことだが、残念ながら、この協議機関に道路啓開を担当する建設業の名が上げられていないのは、おかしなことだと思う。
　総会では令和6年度事業計画案、収支予算書案など全4議案を原案通り承認した。
　5月から会長に就任することが内定した佐野副会長は「皆さんのご指導をいただきながら、協会運営をしっかりと進めていきたい」と意欲を述べた。
役員改選ではこの他、副会長に土屋龍太郎氏（留任）、齋藤稔氏（留任）、山本良一氏（新任）が就くことを内定した。新役員は次の通り（内定者、敬称略）

会長（理事）
佐野茂樹（青木建設）＝新任
副会長（理事）
土屋龍太郎（土屋建設）
齋藤　稔（斉藤組）
山本良一（山本建設）＝新任
常任相談役理事
小野 徹（小野建設）＝新任
相談役参与
海野英夫（海野建設）
相談役理事
青木喜代司（青木興業）
専務理事
中西芳弘（三島建設業協会）
理　事
石井宏和（石井組）　大舘節生（大舘建設）　下田孝治（下田土建）　出口直樹（㈱東豆）
堀井弘幸（堀井建設工業）　海野祐一（海野建設）　石田龍夫（三和建設）　塩地善一（塩地総合開発）
堀口正敏（堀口組）　河田英治（加和太建設）　梅原雅直（駿豆建設）　森田　崇（中林建設）
森　　勲（イズケン）　今井宏昌（今井建設）　鈴木昭彦（梅原土建工業）　佐々木謙（佐々木組）　山本裕二（中豆建設）
監　事
小林寿幸（新光重機土木）　原田精治（原田建設）（組合兼務）
外部監事
栗原幸夫（栗原会計事務所）
組合担当監事
矢田道夫（矢田工業）