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R5 定時総会 沼津・熱海両土木事務所長講演

総会後、沼津土木事務所の曽根裕介所長と熱海土木事務所の佐藤芳健所長が特別講演を実施。曽根所長が地元建設業に対する自身の考えなどを述べた他、佐藤所長が2023年度の事業予算や計画などについて説明した。

各社の経営基盤の安定を

 沼津土木事務所への赴任が今回で4回目となる曽根所長は、事業を進める上で、受発注者間のコミュニケーションの重要性を強調。「老若男女で言葉の感じ取り方は違う。コロナ禍で最近は叶わなかったが、お互い顔を見ながらしっかりとコミュニケーションをとっていきたい」と述べた。23年度は三島建設業協会みらい創造特別委員会との意見交換を予定するなど、顔を突き合わせたコミュニケーションに積極的に取り組んでいく方針だ。
 また、「災害対応などで無理なお願いをすることが今後出てくると思う。地域の守り手として活躍していただくためにも、各社の経営基盤をしっかりと安定させていただきたい。そのために行政として何ができるかをこれからしっかりと検討していく」と話した。
 さらに今後の抱負として、「地域強靭化や住民の利便性向上の観点から、この地域もまだまだインフラ整備が必要。そのために必要な予算を確保し、皆さんと連携しながら事業を円滑に進めていくのが我々の仕事。皆さんとしっかりコミュニケーションをとりながら事業を進めていきたい」と述べた。

にぎわいづくりでも連携

 今年4月に所長に就任し、熱海土木事務所での勤務は初となった佐藤所長は冒頭、「熱海は全国有数の観光地。地域のにぎわいづくりに建設業の皆さんと連携しながら取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
 その後、23年度の事業概要について語り、事務所全体の事業費は繰り越しを含めて約76億円とした上で、次のように主要事業を説明した。
 道路事業では、国道135号(伊東市吉田・川奈地区)の4車線化については、未完了区間3300メートルのうち、バイパスと現道が合流する殿山交差点~川奈交差点間の630メートル区間を優先整備区間とし、地元協議や設計、工事を積極的に推進する。
 また、防災対策として23年度、第1次緊急輸送路である主要地方道伊東修善寺線(伊東市鎌田)の落石対策や、主要地方道熱海函南線(熱海市梅園町)の法面対策、国道135号曽我浦橋の橋梁補修を実施する。
 河川事業では、22年度から着手している初川の水門本体工事を推進する。また、多賀5河川については、河川整備基本方針の策定に向けた検討を行う。
 砂防事業では、引き続きハード対策として赤沢右支川(伊東市赤沢)や下多賀小山沢(熱海市下多賀)などで砂防堰堤の設計や用地交渉を進める。
 この他、港湾整備事業では23年度、マリーナ内の静穏度向上のため、白石防波堤の延伸を進める。また、漁港整備事業として、片町岸壁の機能保全工事を引き続き進めると述べた。


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