一般社団法人三島建設業協会は、建設業経営者・企業の経営基盤の強化・技術力の向上、発展を図るなど地域の期待に応えられるよう努力を重ねてまいります。

R3 定時総会

令和3年度定時総会を開催

　三島建設業協会（小野徹会長）は5月14日、三建大会議室で令和3年度定時総会を開催した。また、同日建設業労働災害防止協会静岡県支部三島分会（小野徹分会長）と三島地区建設事業協同組合（小野徹理事長）も総会を実施した。
　冒頭あいさつに立った小野会長は、この度受賞した旭日双光章について、「三建会員の皆様の後押しがあったからで、私個人に対してというよりも三島の建設業協会全体がいただいた」と謝辞を述べた。
　続いて、この4月の工事から、県では第2土曜日を「ふじ丸デー」という休日に、国交省の工事は「週休2日・4週8休」になり、すべての工事に予めこれに見合う経費が加算される制度が導入されたことに触れ、かつては、雨の日以外は休日もなく、年がら年中働いていたが、とうとうここまで来て、感無量。建設業も、「働き方改革」をしないと入職者がなくなってしまうという危機感が、ここまで踏み切らせた。若者は「学校週休2日制」で育ってきており、「週休2日」に応えられない業界が衰退していくのは火を見るより明らかだと話した。

　また、工期設定の問題について、今日まで、発注者は、まさに机上の計算で「時間は、ゴム紐のように伸び縮みさせることができるもの」と考えているようで、「時は金なり」ということがしっかり認識されて来なかったと思う。現実は、業者が一刻の無駄も惜しんで足りない貴重な「時」を、無理やり作り出してきたのであり、こうした機会に、建設に携わるすべての者が、改めて、「時は金なり」をはっきりと認識し、それに合った制度にしていかなければならないと述べた。
　続いて、青木喜代司相談役が来賓としてあいさつし、「協会は昨年70周年を迎えた。先人の思いを伝統に変えて、築き上げた地域経済を守り、住民の生命・財産を守っていただきたい。これからも全員一丸となって頑張っていきましょう」と話した。
　議事では、令和3年度事業計画等で建災防三島分会は令和3年度各種技能講習会の開催等、三島地区協組は道路維持業務の推進等、三建は各委員会を中心とした社会貢献事業などを推進、また3団体収支決算・予算についても報告があり、満場一致で可決した。
　その後、新規入会会員として、㈱石井工務店、㈱オザワ、㈱共進土建、㈱ヤギシタの4社を紹介した。
　また、6月3日に告示される県知事選（6月20日投開票）に出馬表明された岩井茂樹参議院議員を、当協会として推薦することを役員会で決議したと報告した。