一般社団法人三島建設業協会は、建設業経営者・企業の経営基盤の強化・技術力の向上、発展を図るなど地域の期待に応えられるよう努力を重ねてまいります。

R2 第3回役員会

新規会員3社の入会を承認

　三島建設業協会（小野徹会長）は12月2日、協会大会議室で令和2年度第3回役員会を開催した。
　冒頭あいさつに立った小野会長は、マスコミでは「新型コロナで、働き先を失った。収入が無くなって困った」と嘆く姿ばかりを取り上げている。一方、過疎化の進む山村地域では、農業・林業・建設業に、働き手がなくて、困っている。中でも、建設業は、田舎に働き場所がないわけではない。しかし、①賃金が安くて、これではやっていけない。②しかも、一年を通して仕事があるわけではないから、仕事のない時にはずっと休んでいなければならない。③当然、年収も低い。④だから、嫁ももらえない。⑤当然、田舎は、出生率も下がって、高齢者ばかりになる。⑥働き場所がないから、東京に出る。⑦東京がコロナで仕事が無くなっても、田舎にはしっかりとした賃金を得られる働く場所がないから戻れない。という構図になっている。
　これでは「地域創生」「地域活性化」などできるわけがない。
　コロナ禍の今こそ、こうした現状を踏まえ、東京で仕事がないと嘆いている人に、「雇用調整助成金」を出す代わりに、「担い手確保」に悩んでいる過疎地の、「生活・雇用を守り抜く」為の、官民の知恵が試されるのではないだろうか。

　創立70周年の事業の方は、今回の記念植樹ですべて終了したが、70周年を期に、「組織強化」の課題とされた、新会員の申し込みが、いっぺんに３件あった。後ほど審議をお願いする。
　また、70周年を期に創設された「みらい創造特別委員会」は、各地区からの推薦で、メンバーが決まり、これから委員会の構成、事業の具体化を検討してもらうと述べた。
　議事の新規会員加入の審議では、加入希望各社の会社概要をそれぞれの推薦者が説明し、問題なしとの判断で3社の入会を承認した。
　新たに会員となったのは㈱石井工務店（熱海市）、㈱共進土建（伊豆の国市）、㈱ヤギシタ（伊豆市）の3社。
　みらい創造特別委員会については、令和2年度内に正副委員長と活動方針を決め、令和3年度から本格的に指導するとの報告があった。