一般社団法人三島建設業協会は、建設業経営者・企業の経営基盤の強化・技術力の向上、発展を図るなど地域の期待に応えられるよう努力を重ねてまいります。

第４回　役員会

総会への上程議案審議

　三島建設業協会（小野徹会長）は3月16日、熱海市内で第4回役員会を開催した。
　冒頭あいさつに立った小野会長は、「本年3月11日で東日本大震災から６年が経過し、三建管内でもそれぞれの市町で住民との協議に基づき津波対策が進められているが、三建としても協力できることがあれば協力したい。
　静岡県建設審議会のテーマともなった「建設産業の担い手確保」については「工業高校への働きかけでなく、普通高校にも情報発信すべき」とか、「転職者にも魅力をアピールする必要がある」など意見が出された。三建でも新たな試みとして伊豆総合高校の普通科の生徒に「インターシップ」や「出前講座」の実施が可能か、また飛龍高校三島スクールの就職担当の先生との意見交換会についても労務委員会で検討願いたい。
　「世界ジオパーク」認定については着々と準備が進められている。「ジオパーク」をはじめ、「美しい伊豆創造センター」、国交省・静岡県も入って結成された「狩野川流域サイクリング会議」は伊豆担当の広瀬副知事のお力添えをいただき、これまでバラバラだった伊豆地域振興策が、市町を越えてのプロジェクトとして実を結びつつある。これを受けて民間においても、伊豆箱根鉄道が自転車を折りたたまずに、そのまま電車に持ち込めるサイクルトレインの運航などを計画している。しかし第10回目を向かえる「伊豆マラソン」は、開催延期という報道があり、4つの市町を貫くというプロジェクトの難しさを浮き彫りにする形となった。懸念であるオリンピック関連施設整備についても、殆ど全てが複数の市町に跨っていて、県・市町・関連業界の一体化がなければ、うまくいかないことは確かであり、いい教訓になったと思われる。
　本日は平成29年度の予算と人事等の大切な会議であり、皆様方から、忌憚のない意見を伺いますのでよろしくご審議をお願いします。」と述べた。
議事では、平成29年度事業計画（案）、収支予算書（案）等が可決された。